「チュートリアル02」の版間の差分

提供: ComplexRI: Manual
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<div><span id="チュートリアル02"  style="font-size: 150%; color:Aqua;">解析に関する条件を指定しよう</span>➡[[#チュートリアル02の解説|チュートリアル02の解説へ]]</div>
<div><span id="チュートリアル02"  style="font-size: 150%;"> 手動モードで複素屈折率をフィッティングしてみよう</span> </div>
: ここでは<span style="font-size: 100%; color:red;">4⃣解析に関する条件</span>を入力として与えてみよう。
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: まず、先程と同様にLSRページ</span>に行き<span style="font-size: 100%; color:red;">②File</span>にファイルを与える。これは前回と同じものを使用してほしい。
: このチュートリアルでは, エタノールのC-C-O非対称伸縮領域 を使って、ComplexRIの手動フィッティングの手順を体験してもらいます。
: 先程はこれで実行していたが、以下のように④と⑩に追加の設定をしてみよう。
: このチュートリアルで使うATR-IRの実験データは <u><htmltag tagname="a" href="https://comp.chem.tohoku.ac.jp/media/Tutorial/data_ethanol.txt" target="_blank">ここから</htmltag></u>ダウンロードできます。 Ctrl + sを使って、自分のPC上にファイルを保存してください。ファイル名は“data_ethanol.txt”となっています。
[[File:02入力ー4.png|frameless|500px]][[File:02入力ー10.png|frameless|500px]]
: 次にMain Packageページに移動してください。
: それでは<span style="font-size: 100%; color:red;">execute LSR</span>ボタンをクリックして解析してみよう。
[[File:Nav-Main.png|1000px]]
<div id="チュートリアル02の解説" style="font-size: 150%; color:aqua;">チュートリアル02の解説</div>
: ①に“data_ethanol.txt”をアップロードしてください。また、それぞれの入力欄に以下のように入力してください。(各入力については<u>[[Jp/ComplexRI#マニュアル|入力]]</u>を参照してください。)
: 解析結果は以下のようなったはずである。
:[[File:6Newtutorial02.png|1600px]]
<div id = "image2-1" style="font-size: 120%;">[図2-1]</div>
: それでは“Execute Fitting” をクリックして、フィッティングを開始しましょう。
[[File:02結果.png|500px]]
<div id="チュートリアル02の結果" style="font-size: 150%;">チュートリアル02の結果</div>
: ④と⑩の入力の意味を説明する前に、結果の見方について簡単に説明する。
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: <u>(1)数字、(2)表、(3)グラフ</u>が並んでいる。
: 結果は次のようになるはずです。
: <u>(2)表</u>の数値はフィッティング関数のパラメータである。このフィッティング関数を足し合わせることで、左側の<u>(3)グラフ</u>を描いている。また、このグラフの各点の値から反射率を計算してプロットしたのが右側の<u>(3)グラフ</u>の<span style="color:green;">calculate</span>である。実際の回帰ではこの表の数値をいろいろ試して、右側の<u>(3)グラフ</u>の<span style="color:green;">calculate</span>と<span style="color:red;">experiment</span>と比較するということを行っている。ここで、<span style="color:red;">experiment</span>は入力ファイルとして与えられた反射率の値である。<u>(1)数字</u>は解析が終了した時点で、この比較の差がどれくらい小さくなったかを示している。具体的なフィッティング関数の形や方法については<u>[[#内部処理|内部処理]]</u>の<u>[[#説明01|説明01:フィッティング方法]]</u>を参考にしてほしい。
[[File:5Newres_tuto02.png|750px]]
: これを踏まえて、④と⑩の入力の意味を説明していこう。
: 各出力については<u>[[Jp/ComplexRI#マニュアル|出力]]</u>で説明していますので、ご参照ください。
: 説明は今回の結果をチュートリアル01の時と比較しながら行っていく。
 
: 図の比較は以下のようになる。
[[チュートリアル01|チュートリアル01]]
: 左がチュートリアル01の結果。右がチュートリアル02➡<u>[[チュートリアル01#image1-1|チュートリアル01の結果を直接見る。]]</u>の結果。
[[File:01結果.png|frameless|500px]][[File:02結果.png|frameless|500px]]
: ④の入力をしたことは、グラフの横軸の幅を設定することなっている。確かに、[入力4の図]と同じ範囲になっている。デフォルトの値で行われたチュートリアル01の時と比べると変化がわかりやすいと思う。
:このグラフの幅の設定は、言い換えると、解析する波数の範囲設定したことになっている。これは直前に説明した解析の原理から考えればわかる。<u>(3)グラフ</u>の<span style="color:green;">calculate</span>と<span style="color:red;">experiment</span>を比較するのであった。このときグラフの横幅を変えれば、比べる範囲つまり解析の範囲を変えることに相当するということだ。
: 次に⑩について説明する。今回は[入力10の図]のように0.01した。解析は<u>(1)数字</u>がこの値より小さくなったら終了するようになっている。つまり解析の正確さもしくは厳しさを設定することになっている。これは小さくしすぎないように注意してほしい。なぜなら、比較の差分がこれよりも小さくならず、解析がとても長くなることがあるからだ。目安としてはデフォルトの0.02から0.01がよい。これは適宜試してみてほしい。

2022年3月3日 (木) 01:53時点における最新版

手動モードで複素屈折率をフィッティングしてみよう

このチュートリアルでは, エタノールのC-C-O非対称伸縮領域 を使って、ComplexRIの手動フィッティングの手順を体験してもらいます。
このチュートリアルで使うATR-IRの実験データは ここからダウンロードできます。 Ctrl + sを使って、自分のPC上にファイルを保存してください。ファイル名は“data_ethanol.txt”となっています。
次にMain Packageページに移動してください。

Nav-Main.png

①に“data_ethanol.txt”をアップロードしてください。また、それぞれの入力欄に以下のように入力してください。(各入力については入力を参照してください。)
6Newtutorial02.png
それでは“Execute Fitting” をクリックして、フィッティングを開始しましょう。
チュートリアル02の結果

結果は次のようになるはずです。

5Newres tuto02.png

各出力については出力で説明していますので、ご参照ください。

チュートリアル01