チュートリアル02

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2021年11月29日 (月) 09:07時点におけるKamimura (トーク | 投稿記録)による版
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解析に関する条件を指定しようチュートリアル02の解説へ
ここでは4⃣解析に関する条件を入力として与えてみよう。
まず、先程と同様にLSRページに行き②Fileにファイルを与える。これは前回と同じものを使用してほしい。
先程はこれで実行していたが、以下のように④と⑩に追加の設定をしてみよう。

02入力ー4.png02入力ー10.png

それではexecute LSRボタンをクリックして解析してみよう。
チュートリアル02の解説
解析結果は以下のようなったはずである。
[図2-1]

02結果.png

④と⑩の入力の意味を説明する前に、結果の見方について簡単に説明する。
(1)数字、(2)表、(3)グラフが並んでいる。
(2)表の数値はフィッティング関数のパラメータである。このフィッティング関数を足し合わせることで、左側の(3)グラフを描いている。また、このグラフの各点の値から反射率を計算してプロットしたのが右側の(3)グラフcalculateである。実際の回帰ではこの表の数値をいろいろ試して、右側の(3)グラフcalculateexperimentと比較するということを行っている。ここで、experimentは入力ファイルとして与えられた反射率の値である。(1)数字は解析が終了した時点で、この比較の差がどれくらい小さくなったかを示している。具体的なフィッティング関数の形や方法については内部処理説明01:フィッティング方法を参考にしてほしい。
これを踏まえて、④と⑩の入力の意味を説明していこう。
説明は今回の結果をチュートリアル01の時と比較しながら行っていく。
図の比較は以下のようになる。
左がチュートリアル01の結果。右がチュートリアル02➡チュートリアル01の結果を直接見る。の結果。

01結果.png02結果.png

④の入力をしたことは、グラフの横軸の幅を設定することなっている。確かに、[入力4の図]と同じ範囲になっている。デフォルトの値で行われたチュートリアル01の時と比べると変化がわかりやすいと思う。
このグラフの幅の設定は、言い換えると、解析する波数の範囲設定したことになっている。これは直前に説明した解析の原理から考えればわかる。(3)グラフcalculateexperimentを比較するのであった。このときグラフの横幅を変えれば、比べる範囲つまり解析の範囲を変えることに相当するということだ。
次に⑩について説明する。今回は[入力10の図]のように0.01した。解析は(1)数字がこの値より小さくなったら終了するようになっている。つまり解析の正確さもしくは厳しさを設定することになっている。これは小さくしすぎないように注意してほしい。なぜなら、比較の差分がこれよりも小さくならず、解析がとても長くなることがあるからだ。目安としてはデフォルトの0.02から0.01がよい。これは適宜試してみてほしい。