第三回:理論化学シンポジウム
「理論化学の今後を探る」
日時: 1986年8月20日−8月23日
場所: 東京八王子セミナーハウス(東京都八王子市)
参加費: 23000円程度
世話人: 加藤重樹(名大教養) 北原和夫(東工大理) 島信幸(東大理) 大峰巖(分子研)
参加者: 100名程度
主テーマ「理論化学の今後を探る」の下に、(1)化学反応論(2)非平衡系における化学反応(3)巨大分子の構造と動力学(4)凝縮相における化学反応、の4つのテーマを中心に議論
プログラム
20日
G. Schatz(Northwestern大)[特別講演] State to State Chemistry
21日
梶本興亜 化学反応研究における実験と理論の接点
松下利樹 分子の高振動励起準位におけるモード混合とエルゴード性指標
山口兆 反応機構解析から反応知識工学へ
川久保達之 反応拡散系として見た人口膜の伝導度転移と自励振動
吉川研一 非線形非平衡条件下での化学的秩序の形成
岩元和敏 化学振動系−実験およびモデル系
22日
野口俊之 蛋白質の動力学
土井正男 濃厚なコロイド分散系の諸問題
田中豊一 ゲルの相転移
ポスターセッション
パネルディスカッション(理論化学の今後を探る)
23日
増原宏 分子集合体のレーザー化学
住斉 溶媒のゆらぎを考慮した電子移動反応の動力学理論
垣谷俊昭 電子移動反応に及ぼす溶媒効果の新展開