第二回:理論化学シンポジウム
「励起状態の化学」

日時: 1984年8月21日(火)−8月24日(金)
場所: 京都府立ゼミナールハウス(京都府北桑田郡京北町)
参加費: 19000円
世話人: 平尾公彦(名大教養) 山口兆(阪大基礎工) 那須奎一郎(分子研) 中村宏樹(分子研)
参加者: 117名(女性11名)

プログラム
21日
加藤重樹(名大教養) 光解離反応のポテンシャル面と動力学
加藤肇(神戸大理) 光解離、前期解離により生じた解離原子のMJ依存性とゼーマン効果
友田真二(阪大理) 水素結合体のイオン化とプロトン移動

22日
藤永茂(アルバータ大)[特別講演] 並列処理計算機と計算化学
柏木浩(分子研) 次世代スーパーコンピューターの可能性と分子科学
小杉信博(東大理) 和製スーパーコンピューターとab initio分子軌道法
小林孝嘉(東大理) 視覚の初期過程
高木秀一(北里大医) 高励起分子の関与する動的過程
第一回ポスターセッション

23日
塚田捷(東大理) 吸着、脱離における動的過程
中辻博(京大工) 励起分子の電子相関−クラスター展開法によるアプローチ
西本吉助(阪市大理) 励起分子の化学反応性について
野村興雄(理研) HNO形成の反応経路
山辺信一(奈良教大) 光有機反応の機構
第二回ポスターセッション

藤村勇一(東北大理) 電子エネルギー緩和と振電励起状態の時間発展
垣谷俊昭(名大理) 光吸収スペクトルのフーリエ変換法による励起状態分子ダイナミックスの研究
高田俊和(日本電気) 非経験的effective valence shell hamiltonian法による二原子分子ポテンシャルカーブの計算と半経験的パラメータの解析

24日
坂田忠良(分子研) 固体表面を用いた光エネルギーの化学変換
浜渦允絋(沼津高専) 固体表面による原子線回折における共鳴の理論解析
三好永作(福岡歯科大) Pd、PtクラスターとH原子の相互作用