周期境界条件下の分極についての考察
ナビゲーションに移動
検索に移動
剰余計算で成り立つ関係式
の を法とする剰余を と書く。 この時、
が成り立つ。
周期境界条件と剰余計算との関係
周期境界条件を考慮した場合に と の間の (minimum image 上の) 距離ベクトル は、
で与えられる。 なお、 であり、 はシミュレーションセルの大きさを表わすベクトルである (mod 演算はベクトルの各要素に対して行うことにする)。
二体間の距離ベクトルを基にした誘電分極の計算
系の誘電分極は、系に存在する 番目の電荷を 、その位置を と書くと、
で与えられる。 簡単のため粒子が 3 個の場合を考えると、
である。
さて、周期境界条件を考えるには分極を 2 点間の距離ベクトルで表現する必要がある。 そこで
のように後ろの二項を先に計算することにする。 なお、
及び
は 2 番目と 3 番目の電荷の和と電荷重心である。 のときは は発散してしまうが、 は値を持つため計算上の問題は起こらない。
同様の処理をもう一度行うことで、
が得られる。 ここで、
は総電荷であり、これが 0 になる場合は、第一項は消え分極は原点の位置に依らない定数となる。
周期境界条件の考慮(未完)
分極の計算において周期境界条件を考慮する方法として、 前節の距離ベクトルをminimum image 上の距離ベクトルに置き換えることが考えられる。 これは mod 演算で表現すると、 の場合、
] \ \bmod\ \mathbf{l} \} - \frac{\mathbf{l}}{2} \\