周期境界条件下の分極についての考察

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剰余計算で成り立つ関係式

を法とする剰余を と書く。 この時、

が成り立つ。

周期境界条件と剰余計算との関係

周期境界条件を考慮した場合に の間の (minimum image 上の) 距離ベクトル は、

で与えられる。 なお、 であり、 はシミュレーションセルの大きさを表わすベクトルである (mod 演算はベクトルの各要素に対して行うことにする)。

二体間の距離ベクトルを基にした誘電分極の計算

系の誘電分極は、系に存在する 番目の電荷を 、その位置を と書くと、

で与えられる。 簡単のため粒子が 3 個の場合を考えると、

である。

さて、周期境界条件を考えるには分極を 2 点間の距離ベクトルで表現する必要がある。 そこで

のように後ろの二項を先に計算することにする。 なお、

及び

は 2 番目と 3 番目の電荷の和と電荷重心である。 のときは は発散してしまうが、 は値を持つため計算上の問題は起こらない。

同様の処理をもう一度行うことで、

が得られる。 ここで、

は総電荷であり、これが 0 になる場合は、第一項は消え分極は原点の位置に依らない定数となる。

周期境界条件の考慮(未完)

分極の計算において周期境界条件を考慮する方法として、 前節の距離ベクトルをminimum image 上の距離ベクトルに置き換えることが考えられる。 これは mod 演算で表現すると、 の場合、


         ] \ \bmod\ \mathbf{l} \} - \frac{\mathbf{l}}{2} \\