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輪講資料
本研究室では、研究室配属後の新しい学生さんに対して、半年程度の間、教授直々にみっちりと研究の基礎となる勉強をしてもらっています。 化学科の学生の場合、とくに物理や数学、計算機の使い方といった内容について学ぶべきことがあります。 併せて、研究室の計算機やスーパーコンピュータの利用のため、Linux の使い方およびプログラミングを学んでもらい、そのうえで一度 MD プログラムを書いてみます。 研究を始めるにあたってこれらを習得しておくことは、計算化学の実力をつける上で非常に重要な準備であると感じます。
内容
以下輪読に関する主なものです。
- 岡崎進・吉井範行「コンピュータ・シミュレーションの基礎」(化学同人、ただし現在絶版)
これを輪読して MDプログラムのアルゴリズムを理解し、自分で一度書いて走らせてみてもらいます。 プログラムを自分で書いてみることは、この上なく有効な勉強法で、これができれば研究を進めるうえで十分であると自信をもてます。
- D. Frenkel, B. Smit, “Understanding Molecular Simulation” (Academic Press)
上の岡崎先生の教科書よりも、やや進んだ内容をカバーしています。アンサンブルや自由エネルギー計算など。
- D. McQuarrie, “Statistical Mechanics” (University Science Books)
後半の部分は、時間相関関数に基づく動的な量をMD計算するために必要な知識です。マッカーリーらしく、物理化学者にも分かりやすい説明です。
- A. Morita, “Theory of Sum Frequency Generation Spectroscopy” (Springer)
森田教授による界面和周波発生(SFG)分光の理論についての包括的な教科書。SFGスペクトルの研究をしてみる人には必要です。
参考資料
- 岡崎先生教科書の補足
岡崎先生の教科書の輪読の際に補足説明した内容のメモを集めたものです(系統化されていません)。
- その他の輪読資料
その他、研究室での輪読の際に補足説明した内容のメモです。
- 広瀬先生 SFGノート
ここで掲示するファイルは、東工大名誉教授の廣瀬千秋先生が書かれたSFGについての詳細な解説を、廣瀬先生の厚意で公表するものです。
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